ミュンヘンのクライミングジム
ミュンヘンの有名クライミングジム
私個人調べ、ですが、事前にミュンヘンには4~5か所そこそこ大きなクライミングジムがあることがわかっていました。
- DAV Kletter- und Boulderzentrum München-Nord (Freimann)
- Boulderwelt München Ost
- Boulderwelt München West
- einstein Boulderhalle München
- DAV Kletter- und Boulderzentrum München-Süd
(Webサイトはドイツ語しかないことが多いのでブラウザ上で翻訳して見ていました…)
#1 と #5 が同系列、#2 と #3 が同系列です。
最初は全部のジムに1度ずつ行こう、と思っていたのですが、会社および住んでいる場所に近いところから、と #1 と #2 に行ったところ、 #2 が気に入りすぎてその後はそこしか行きませんでした。他3か所はちょっと移動に時間がとられてしまうことと、 #3 は #2 よりも狭いよ、と #2 のジムの人に教えてもらったのでわざわざ行く気を失ったというのもあります。
ざっくり言うと、#1 は ロープを使ったトップロープ・リードクライミングがしたい人向け、ロープを使わないボルダリングを広く楽しむなら #2 ということになります。
DAV Kletter- und Boulderzentrum München-Nord (Freimann)
場所はアリアンツスタジアムに近い地域。地下鉄 U6 の Kieferngarten から徒歩6-7分の場所です。外観からして規模の大きさがわかります。階段を上がっていくといきなり外壁でリードクライミングをしているのが見えます。
建物全体の規模は公式ページのこの写真が一番わかりやすいかと思います。
すご。裏側の壁までは見に行きませんでした。
入り口は2階。受付、カフェ、更衣室はこのフロアにあります。シューズを借りる場合は ID を預ける必要があります(友人はパスポートを預けていました)。
初めての入館の場合は、受付横にある PC で登録をしてから受付に行きます(この登録フォームがドイツ語のみなのでスマホの辞書使いながらやっと入力しました…しかもキーボードがドイツ語仕様なので"@" の入力とかかなり特殊)。受付のスタッフは英語で対応してくれます。
ちなみにこのフロアのカフェの前はガラス張りになっていて、屋内のリードクライミングの上の方が目の高さで見られるようになっています。かなりの迫力。
更衣室は広かったですが、エアコンは効いていない感じで少々蒸しっとしましたね。靴を入れる場所はないので、適当にベンチの下に置いていたりします。
更衣室フロアから1階に降りると、さっき見下ろしたリードクライミングエリアが見え、その横にボルダリングエリアが広がります。
下から見ると高さが一段と際立ちますね…。
さてボルダリングエリアも十分広いです。ちゃんと広さが伝わる写真撮っていなかったですが。
ここへ来たときはケガから復帰して軽いリハビリした後の、2か月ぶりぐらいのボルダリングだったので、恐る恐る初級を登りました。
写真に写っているのは初級課題が多い低めの壁ですが、奥の方に高い壁もあり、上級者がチャレンジするのに面白そうな壁もいろいろありました。全体的に幅が広く長い構造になっているので、真ん中あたりに座る場所があり、十分に壁から距離をもって休憩したり他の人の登りを見たりできる余裕があります。
日本と違うのは、ホールドの横に貼ってあるテープで課題を区別するのではなく、ホールドの色自体で決まっているということですかね。わかりやすくて良かったです。が、スタートがどこなのか?がわからず、この日は適当にコースから見てここがスタートかな~という感じでやっていました。
*どうやら後から別のジムの Web サイトを見ていたら、ホールドを固定しているネジの色が違うところがスタート、という目印があるらしく。このジムもたぶんそうだったんだと思います...。
ということで、十分にここのジムも楽しみました。リード壁が目立ちますがボルダリングエリアも広いのでやりがいあるなぁ、と思いました。
が、次に行ったジムがすごく気に入ってしまったので結局ここは1回しか行きませんでした(カードも作ったんだけど)。
Boulderwelt München Ost
München Ost (ミュンヘン東)駅から徒歩4-5分ぐらい(といっても Ost 駅が広いので駅までの到着の仕方によってはもっとかかります)。道沿いにあるレンタカー屋さんの奥にあります(レンタカー屋さんの敷地内に通路ができていてそこを進む)。普通に歩いていたらそこにクライミングジムがあるようには見えません。
ここが入り口。たいてい外のベンチでタバコ吸っている人とかがいます。
入り口を入ると右手に受付カウンター、向かいに初めての人が登録するための PC があります(このジムは英語表記もあって、"@"の入力の仕方も画面に説明があって助かりました!)。受付カウンターがそのまま先に行くとカフェの注文カウンターにもなっています。お茶だけでなく、ピザもビールもあります。
このジムにはリード壁はありません。前面ボルダリング壁です。全体フロア構成はこんな感じ。
更衣室はこちらは少し狭いですね。シャワールームと繋がっているので熱気で蒸し暑いこともあります。あとロッカーは自分で南京錠を使って鍵をかける必要があります。持っていなければ受付でも買えるとか。
フロアの(たぶん)一番の特徴は、競技用壁があること。上のマップで下の方の Wettkampfwand とあるところと上の方の外壁の Outdoor-Wettkampfwand とあるところ。かなり上級のひとがチャレンジしていたりしましたが、さすがにここのコーナーはいつも空いていました。
一般向けの壁は、前のジムと同様にホールドの色でレベル分けされています。
かなり面白い形の壁がいろいろあり、また広いので毎週どこかが新しくなっているとかで、飽きることはまったくなさそうです。
上3枚は土曜日の昼頃の写真。子供のためのクラスがあるのか、かなり子供連れでにぎわっていました。平日の17-20時ぐらいは比較的空いています。
この写真の右奥側は「ナガモノ」壁です。30手ぐらいの課題が比較的簡単なレベルのものからありました。ナガモノ壁は4面あるので、自分のレベルで4種類はチャレンジできます。
この階段を上がるとテーブルとソファがあり休憩できる場所になっています。登っている人を上から見下ろして「Hallo! (独)」と挨拶できたりします(笑)。
そしてこの季節に最高なのが(ここが一番このジムで気に入ったポイントかも...)外にあるボルダリング壁。
初級から上級までの課題がそろっているのでみんなで楽しめます。この時期は日が長いので、平日仕事の後行ってもこのぐらい明るいところでできます。
雨が降っちゃうとダメですが、そうでなければとても気持ちが良いです。夕立のような雨の後の暑い日に行ったことがあるのですが、外壁(風が気持ち良い)が混んでいて諦めたことがあります。屋内はすごく蒸し暑かったので外に行きたかったのですが(日本と違ってジムの中にエアコンがついていないです)みんな考えることは同じだったようで。
この外壁の手前にはちょっとしたベンチとテーブルもあり、そこでビールを飲んでのんびりしている人もいたり、スラックラインを楽しめるコーナーもあったり、長時間過ごしている人もいそうです。
ただでさえ大きなジムなのに、9月からはここから1-2分の場所に移り、さらに大きくなるそうです。全体的にきれいで気持ち良い設計なので、大きくなったジムも見てみたいところです。
なお、登っていて日本のジムと違うな―と思ったのは下記の2つ。
- 基本的に Volume (ボテ)はどの課題の時も全面使ってよい
- 基本的に壁の角を掴んでよい(カンテあり)
日本で私が行っているジムでは、上記2つは明記されていない限りできないです。なので Volume を使うのに慣れておらず、登り方がわからないな~と困っていたら、実は Volume を使えば簡単だった、と他の人を見て気が付くこともありました。
いずれにしても、山登りが好きな人も多いドイツ人。クライミングはかなり人気のようです。
名前のいろいろ
省略はしない?
ドイツ人の名前は略称を使わないみたいです。略称、という言い方が正しいのかわかりませんが、例えば アメリカだと Thomas という名前の人は Tom と呼ばれるとか William が Bob になるとか、Anthony が Tony と呼ばれるとか短縮形がありますよね。
ドイツではそれをほとんど聞かない気がします。Thomas は常に Thomas と呼ばれているし、 Alexander も Alex とは呼ばれず、常に Alexander です。
同じ名前でも英語圏の人しか短縮形は使わないのですかね。ちゃんと確認していないのですが、周りを見る限りは短縮形を使っている人がまずいないのです。
短縮形使ってキョトンとされたり修正されたりしたこともあったので、気を付けるようにしています。
良くある名前
これも私の周りで、ということですが、複数名同じ名前がいたのは
- Sebastian (男性名)
- Isabelle(女性名)
- Sabine(女性名)
- Thorsten(男性名)
- Benjamin (男性名)
とかですかね。同名の場合は 姓の方で区別しているようですが、発音が難しい姓も多くて、「xx (姓)のこと?」と聞かれてもわからないことが多いです…。ムズカシイ。
日本人の名前を勘違いされるケース
これはドイツ人が、ということではないのですが、日本人女性で ~ o (母音の「お」)で終わる名前の場合(~こ、~よ、~の、~ほ 結構あります)、男性の名前だと思われることがあります。イタリア語やスペイン語などだと ~o で終わる名前は男性の名前のことが多いからのようです。逆に ~a の音で終わる男性の名前(~た、~やとか)は女性名だと思われることがあります。
常に名前の短縮形を使わないものなのかは調べてみますかね。
Car Sharing 体験
ドイツは Car Sharing が発達
ドイツの主要都市では Car Sharing がかなり普及しています。ミュンヘンは DriveNow という BMW が運用しているサービスの方が多いようですが、
ダイムラーが運用している car2go ももちろんあります。
この2つのサービスは統合されて SHARE NOW というサービスになったんですよね。
街を歩いていると、この2社以外にも複数の Car Sharing サービスがあるのが見られます。地下鉄などを運営しているMVGのロゴが入った Car Sharing サービスの車も見たことがあります。
地下鉄やバス、トラムなどの公共交通機関が発達しているミュンヘンですが、物価が高いとは良く言われています。駐車場代もおそらく高いのでしょう。たまに日用品のまとめ買いをする時やちょっと先の街まで行く時ぐらいしか車を使う必要がない、という人にとっては自家用車を持つよりも Car Sharing を使う、というのは賢明な選択なのだと思います。
これは DriveNow のモバイルアプリの画面です。
現在地から近い場所にある車の車種、価格、燃料の状態、車の駐車位置まで歩いてどのぐらいかかるか、などがわかります。それらを見て Reserve します。
実際に使ってみた
今日は car2go で友人と出かけてみました(私はナビ役 w)。
事前のユーザー登録には旅行者ではない住所の登録(パスポートに記録されている在留許可証)とか国際運転免許証とかを写真に撮ってアップロードする必要がありました(なので、短期滞在の旅行者は使えないと思います)。
*なお、日本で発行された国際免許証については処理に時間がかかるようでした。今日使いたい、という日に登録しようとすると間に合わないことがあると思うので、ユーザー登録は早めにしておいた方が良さそうです。
アパートから徒歩15分ぐらいのところに駐車されているオートマ車を予約。予約から20分以内に車に到着すればよいというルールになっていますが、もう少し時間が欲しい場合はオプション料 (確か 1.5ユーロぐらい)を払えば15分追加とかしてくれます。その時間を過ぎるとキャンセルになります。
地図が示されるので近くまで行って、車種やナンバーから車を見つけます。車体には car2go のロゴも入っていますが、割と目立たない感じに入っているので最初はちょっとウロウロしました。
車を見つけたのでSTARTをクリックすると
何時間借りますか?というパッケージを選択する画面になります。この時間を超えると1分単位の課金がされます。
プランを選択して START RENTAL をクリックすると ユーザーの PIN を入れるよう促されます。そして車のフロントガラス内側にセットされているディスプレイに表示される PIN を入れるとクラウドと通信を始めて…。
無事に設定が終わるとディスプレイに Welcome と表示されます。
車のキーがどこにあるのかも
アプリに表示されます。
ナビシステムのインターフェースがドイツ語になっていて英語に切り替えるのにかなり苦労しましたが(結局往路はドイツ語のまま…)、ちゃんとナビもついていて良い車でした。
今回は往復まで燃料がもったことと、当初予定より時間オーバーしてしまって分単位課金が始まっていたので燃料補給はしないで返却しましたが、指定のガソリンスタンド(ドイツ国内はシェルかエッソかAvia)であれば、車に用意されている fuel card を使って無料で給油できるそうです。
返却は指定エリア内に戻ってくれば元の場所に返す必要はなく、アパートの近くの Public の駐車場に駐車してカギを指定のボックスに返し、アプリ上で End Trip と指示すれば良いだけです。
ドイツ人の友人はベルリンにいた時なんて週に2-3回は Car Sharing サービスを使っていたよ、と言っていました。確かに台数も多いしシステムは良くできているし、Eco にもなるし、良いサービスだなと思いました。
(おまけ)Autobahn を体験してみて
Autobahn は流れに乗るとあっという間に140 km/h とか 160km/h とか出てしまうし、それでも横をものすごい勢いで抜いていく車もいるし、やっぱり自分で運転するのは怖いなーと思ってしまいました(ただ、カーブの設計も高速運転に合わせてあるせいか、140 km/h でカーブを走っていても、日本の高速道路で 100~120km/h ぐらいで走っている感覚とあまり変わらない感じがしました)。
Cash or Credit Card? チップは?
やっぱり Cash が優先
イタリアもそうだから想定はしていましたが、かなり現金支払いが優先されるケースがあります。このごろ「日本は遅れている!現金をこんなに使うのは日本ぐらいだ!」とよく言われます。確かにアメリカや中国に比べると遅れているのだと思いますが、結構ヨーロッパ圏はまだ現金払いが好まれます。
1. クレジットカードがNGなケース
- 現金しか使えません、と言われることがたまにあります。飲食店では少ないですがカフェでそうだったことがあります。またジムの利用料やグッズをレンタルする時などもやはり現金と言われました。
2. クレジットカードは使えるがAMEXが使えないケース
- 物販店でも飲食店でも結構あります。No AMEX, VISA or Master、と言われることも多いです。そういう時は VISAカードも常に一緒に持ち歩いているので、ICチップ付きのVISAカードで払いますが、海外での利用につくポイントが貯められなくてちょっと残念な気も。経費にあたるときはCorporate CardもAMEXなので、NGとなると自分の Private Card で払うことになり、経費精算の煩雑さが増すので、その意味でもがっかりします。
3. クレジットカードは使えるが現金が好まれるケース
- これが飲食店では多いですね。基本的にテーブル会計ですが、伝票と一緒にテーブル担当のスタッフが分厚い長財布みたいなのを持って現れます。カード決済ができる端末も一緒に持っていることもたまにありますが、トラディショナルな店ほどお財布だけです。「Cash or Credit Card?」と聞かれるのでもちろんクレジットカードでも払えますが、カードで、と言うと「じゃぁ一緒に端末があるところまで来てね」と言われたり「じゃぁ数分待ってね」と言われることも。たいていの場合礼儀正しいスタッフが多いので、嫌な顔はされません。が、目の前にくる分厚い現金財布のインパクトが「できれば現金でお願い!」と無言のプレッシャーをかけてきている感覚はあります。
- 特殊なケースですが、タクシーで支払いの時にクレジットカードで、と言ったらあからさまに嫌な顔をされたことがあります。複数で乗っていて経費精算したいからカードで、というところだったのですが、「カード???ふーーーーっ(ため息)。現金ないの?こっちの人は?ないの?現金」みたいに言われ、すっごく嫌々カード決済の端末を取り出していました。手数料が自分負担になるとかなんですかね…。
クレジットカード決済端末
- スーパーマーケットとかの端末が一番先進的かもしれません。Touch 、ICチップ付きカード、磁気カードすべてに対応しており、Apple Pay でも払えます。反応速度もかなり速いと思います。スーパーのレジでレスポンス悪いと列が伸びちゃうので、これは正しい投資だよなぁと思います。レジの人の操作もシンプルそうです。なお、少額の買い物でもまったく問題なく使えます。
- 物販店や飲食店だと Touch 決済に対応していないことがあります。または、リアルカードの Touch 決済は対応しているものの、スマホでの Touch 決済は対応できていないこともあります。この場合は AMEX が使えない時と同様、ICチップ付きのVISAカードで支払います。
チップの支払いと少額コイン
- 飲食店でのチップは必須ではないと言われています。気持ち良いサービスだった、と思ったら10%ぐらい、と言われているので上乗せすることはあります。カード決済の場合、アメリカだと出されたカードスリップに自分でチップ分を計算して追加して合計金額を手書きしてサインするとか、端末上でチップを何%にするか選ぶとか、が良くありますが、ドイツではほとんどのケースで飲食代そのままのきっちりの金額をスタッフが端末に入れてそのまま決済となります。上記のケースの場合は、テーブルに現金でチップを置いたりします。
- 現金払いの場合、1ユーロ未満を切り上げて、10%ぐらい、を足した金額で払うことが多いです。たとえば 24.40 €です、と言われたら 26€払うとか。10%になっていないですが、それでも嬉しそうにありがとう、と言われます。
- 現金払いの時、先にお釣りをきっちりもらってからチップを残そうとすると、(飲食店のチップに1ユーロ未満のセント単位のコインはまぁ使わないので)手元にセント硬貨が残って嬉しくありません(セント硬貨って使う場所がパン屋さんでパン1個2個買うとき、ぐらいなんですよね)。なので、払う際に(さっきの例だと)「26€とってね」とこちらから言って余計なコインをもらわないように払っています。
- 1€以下のコインが必要になるシーン、本当にないのですが50セントや20セントの硬貨だと、たまに外のトイレで掃除をしている人にチップを置くようになっていて(必須じゃないけれど)、そこに置くのが50セントぐらいがいい感じです。
- 銅色の1セント、2セント、5セント硬貨は本当に使いません。スーパーのレジで現金で払うことにしてきっちりコイン使えば減るかもしれませんが、マイバッグに買ったものをつめるのと支払いとであたふたするのでカード決済にしています。一度観光地のトイレで銅色硬貨を集めて「今これしかなくて、ごめんなさい」と言いながら皿に置いたら嫌そうな顔されました。ちょっと失礼な感じになる可能性があるようなので、その後は手元に適切なコインがなければ置いていません。
ちなみにクレジットカード以外の Cashless 決済がありそうか、というと見かけないですね。会社のカフェテリアとカフェは社員証にチャージしたお金で Cashless で決済できますが、スマホで支払いしているシーンってほとんど見ません。
調子が悪い時の食事
胃にやさしいのは子供のころから食べ慣れたもの
週末ちょっと体調崩していました。土曜日の夜からひどい頭痛で日曜日はほとんどベッドから出ませんでした。
緊急連絡ができる薬局の情報はレセプションにあることは知っていたものの、電話で英語が通じなかったらアウトなので、諦めていました。いざとなったら会社で契約している保険会社に連絡するか…とアプリを開くところまではしていました。
いまは回復したのでこれを書いているのですが、原因はよくわかりませんでした。最初は夏の熱中症に近い水分(+塩分)不足な気がして、でも補給しても完治せず、低気圧のせい?もしくは意外に寒くて肩が凝ってしまったせい?と分からないままでした。
一応、退社後薬局に行って鎮痛剤は買ってきておきました(日本から鎮痛剤は持ってきたはずなのですが、どうしても見つからず...)。
薬局は街でたくさん見かけるものの、入るのは初体験。ちょっとドキドキしながら英語でも大丈夫?ときいたら Yesと言われ一安心。
薬局のお姉さんに「頭痛がひどくて、治っては来たけれど鎮痛剤が欲しい」と言ったら「イブプロフェンでも大丈夫?」と聞かれました。イブプロフェンが入った市販薬で胃を壊したこともないのでそれで良い、と言って出してくれたのがこれ。
で、水分+塩分不足かなと思ったときに摂ったのは、味噌汁。日本から持ってきているフリーズドライの味噌汁を飲みました。今日は、日本から最近来た別のチームの人にもらった味噌汁と即席の蕎麦を(ありがたく)いただきました。その人には漢方薬ももらって服用しました。それでかなり元気になりました。
やっぱり調子悪い時は和の食材に頼りたくなります。
以前、こんな話を聞きました。イタリア人男性と結婚した日本人の友人が体調を崩して熱を出して寝込んだ時、彼が回復食として作ってくれたのがパスタだったそうです。優しい気持ちは有難いものの、Thank you but No thank you だったそうです...。確かに熱っぽい時にパスタ食べるのはしんどい。でもイタリア人にとっては、そういう時にパスタを病人に食べさせるのは自然なことらしい、と。
と、いうことは、結局調子悪い時に食べるのは子供のころから食べ慣れたもので刺激が少なめのモノ、ということですかね。
ドイツ人の場合は何になるのでしょう。ジャガイモかな...。
Ciao と Tschau
すごく混乱する
Ciao (チャオ)、ってご存知のかた多いと思いますがイタリア語です。親しい人同士での、「やぁ」とか「どもー」とかに使います。まぁ親しくない時でも親しみを込めて Ciao っていうことはあります(カジュアルなお店で店員さんが言うとか)。英語だと Hi ぐらいな感じですよね。
Hi と違うのは、Ciao は「じゃぁね」みたいな別れの時のカジュアルな挨拶にも使うことです。体感的には、会ったときは Ciao と1回、別れの時は Ciao ciao! と2回言うことが多い気がします。英語だと Bye または bye-bye の代わりだけれどイタリア語は Hi と同じ言葉をここでも使うわけです。
で、です。ドイツで Ciao をよく聞くのです。ミュンヘンは南に位置していてイタリアにも比較的近いせいか町中でイタリア語を聞くことも少なくないのですが(外食店でもドイツ語メニューのほかに英語とイタリア語が用意されていることも多いです)、スーパーとかでも聞きます。
ただし、別れのあいさつでのみ、使うのです。
これがとても混乱します。
例えば、スーパーで。レジの人が私の前の人が会計を終えた時に Ciao 、と別れの挨拶をしたのに対して私が反応して Ciao 、と言ってしまって不思議そうな顔をされたことがあります(私はつい、Hi のつもりで Ciao と言ったのですが、向こうからしたら自分の順番になったとたんに bye っていうおかしな人だったわけで)。
そしてこの「チャオ」にはドイツ語のスペルもあるということを知りました。
Tschau
と書くそうです。これでチャオ…ドイツ語ができない私にはどうしてもこれでチャオとは読めないのですが。この混乱はずっと続きそうな気がします。
では、Ciao, ciao!
リサイクルの徹底っぷり
PFANDってなに?
スーパーで買い物するようになってしばらくたったところで、レシートと買った商品を付け合わせしていたら、見慣れない項目があるのに気づきました。
ん?商品点数が合わない?と思ってみたらPFANDという項目が余計。横にアスタリスクがついているけれど脚注見たらこれはスーパーのポイント付与対象外の項目、という意味でしかない。
で、調べたら、瓶やペットボトルに対して一定の金額が追加されるシステムになっているのですね。国全体で。それで、スーパーの入り口近くにある瓶とペットボトルの回収マシンのようなものに空の容器を入れると、返還対象(PFAND対象)のモノかどうかラベルで判断して、対象のものだと回収して、最後に返金額を明記した紙が出力される…という仕組みになっています。
この紙をレジに持っていけば、その金額を返してもらえる、またはその日の買い物の額から引いてくれる(上の写真の最後3行のマイナス金額はそれです)という仕組み。
これに気づくまでに、結構ペットボトル捨てちゃったよー。そう思って過去のレシートを見てみたら、PFANDの文字がある(けど空容器捨てちゃった)ものがポロポロ。わー、無駄した。
この頃はスーパーに行く前に空容器を持って出て、返還マシンに入れるようにしています。PFAND対象じゃないと機械が「これ無理っ!」って感じで容器を吐き出してくるので、引き取らなくちゃいけません(で、後で捨てる)。ちなみに、他の店で買ったものでも返還マシンに入れて大丈夫です。
カフェの「持ち帰り」容器の共通化
会社のビルの1階にあるカフェを愛用しています。ちょっとイタリアのバールっぽいので朝ごはんはそこで済ませていたりします。
そのカフェで飲み物を「持ち帰り」にすると、プラ容器に入れてくれます。こんな感じでシンプルだけどかわいい容器。飲み物の値段に1ユーロ追加されます(蓋は別売り)。そして次に行ったときに容器を返せば1ユーロ減額または返金。もう一度持ち帰りなら、返したものとは別の、きれいなカップに飲み物を入れて渡してくれます。
なるほどなーと思って使っているのですが、先日この同じカップが別の店でも掲示されているのに気が付きました。確かにカップの表面下部にはミュンヘン、の文字があるもののお店のロゴはありません。つまりこれは特定のカフェだけの取組みではないんですね!カップを共通化してどこの店で持ち帰ったものでも他の店で返すことができるという。
最終的にお店がどうやって精算しているのかな、というのは気になりますが(リサイクル担当の機関にカップの数の出入りを報告するのですかね…特別チップが埋め込まれているとかではなさそうです)うまいやり方ですね。会社のカフェで持ち帰ってきた容器を、会社帰りの家の近くのカフェで返すとか、その逆とかもできるってことですよね。
自分のカップを持っていきましょう、というのも取り組みとしてはあるのですが(実際、私の会社の日本オフィスではそのやり方を推進中)、洗い方が足りないまま次を入れてもらったりすると衛生面はどうなんだろう、とかそれによってカフェ側もリスクを負ってしまうのでは、とも思います。固定席があったころは自分のカップを自席に置いておく、というのも割と気軽でしたが、フレキシブルシーティングになって自分の荷物はすべてロッカーに、となると、急いで外出、なんて時にカップの扱いが面倒になったりします。なんか、ミュンヘンのやり方の方がスマートな気がします。
PFANDも持ち帰りカップの共通化もどうやってスタートして、どうやって浸透させたのか、というのも気になりますが、いずれにしても仕組みで自然にリサイクルを促進しようというやり方は興味深いですね。