Car Sharing 体験
ドイツは Car Sharing が発達
ドイツの主要都市では Car Sharing がかなり普及しています。ミュンヘンは DriveNow という BMW が運用しているサービスの方が多いようですが、
ダイムラーが運用している car2go ももちろんあります。
この2つのサービスは統合されて SHARE NOW というサービスになったんですよね。
街を歩いていると、この2社以外にも複数の Car Sharing サービスがあるのが見られます。地下鉄などを運営しているMVGのロゴが入った Car Sharing サービスの車も見たことがあります。
地下鉄やバス、トラムなどの公共交通機関が発達しているミュンヘンですが、物価が高いとは良く言われています。駐車場代もおそらく高いのでしょう。たまに日用品のまとめ買いをする時やちょっと先の街まで行く時ぐらいしか車を使う必要がない、という人にとっては自家用車を持つよりも Car Sharing を使う、というのは賢明な選択なのだと思います。
これは DriveNow のモバイルアプリの画面です。
現在地から近い場所にある車の車種、価格、燃料の状態、車の駐車位置まで歩いてどのぐらいかかるか、などがわかります。それらを見て Reserve します。
実際に使ってみた
今日は car2go で友人と出かけてみました(私はナビ役 w)。
事前のユーザー登録には旅行者ではない住所の登録(パスポートに記録されている在留許可証)とか国際運転免許証とかを写真に撮ってアップロードする必要がありました(なので、短期滞在の旅行者は使えないと思います)。
*なお、日本で発行された国際免許証については処理に時間がかかるようでした。今日使いたい、という日に登録しようとすると間に合わないことがあると思うので、ユーザー登録は早めにしておいた方が良さそうです。
アパートから徒歩15分ぐらいのところに駐車されているオートマ車を予約。予約から20分以内に車に到着すればよいというルールになっていますが、もう少し時間が欲しい場合はオプション料 (確か 1.5ユーロぐらい)を払えば15分追加とかしてくれます。その時間を過ぎるとキャンセルになります。
地図が示されるので近くまで行って、車種やナンバーから車を見つけます。車体には car2go のロゴも入っていますが、割と目立たない感じに入っているので最初はちょっとウロウロしました。
車を見つけたのでSTARTをクリックすると
何時間借りますか?というパッケージを選択する画面になります。この時間を超えると1分単位の課金がされます。
プランを選択して START RENTAL をクリックすると ユーザーの PIN を入れるよう促されます。そして車のフロントガラス内側にセットされているディスプレイに表示される PIN を入れるとクラウドと通信を始めて…。
無事に設定が終わるとディスプレイに Welcome と表示されます。
車のキーがどこにあるのかも
アプリに表示されます。
ナビシステムのインターフェースがドイツ語になっていて英語に切り替えるのにかなり苦労しましたが(結局往路はドイツ語のまま…)、ちゃんとナビもついていて良い車でした。
今回は往復まで燃料がもったことと、当初予定より時間オーバーしてしまって分単位課金が始まっていたので燃料補給はしないで返却しましたが、指定のガソリンスタンド(ドイツ国内はシェルかエッソかAvia)であれば、車に用意されている fuel card を使って無料で給油できるそうです。
返却は指定エリア内に戻ってくれば元の場所に返す必要はなく、アパートの近くの Public の駐車場に駐車してカギを指定のボックスに返し、アプリ上で End Trip と指示すれば良いだけです。
ドイツ人の友人はベルリンにいた時なんて週に2-3回は Car Sharing サービスを使っていたよ、と言っていました。確かに台数も多いしシステムは良くできているし、Eco にもなるし、良いサービスだなと思いました。
(おまけ)Autobahn を体験してみて
Autobahn は流れに乗るとあっという間に140 km/h とか 160km/h とか出てしまうし、それでも横をものすごい勢いで抜いていく車もいるし、やっぱり自分で運転するのは怖いなーと思ってしまいました(ただ、カーブの設計も高速運転に合わせてあるせいか、140 km/h でカーブを走っていても、日本の高速道路で 100~120km/h ぐらいで走っている感覚とあまり変わらない感じがしました)。