Ciao と Tschau
すごく混乱する
Ciao (チャオ)、ってご存知のかた多いと思いますがイタリア語です。親しい人同士での、「やぁ」とか「どもー」とかに使います。まぁ親しくない時でも親しみを込めて Ciao っていうことはあります(カジュアルなお店で店員さんが言うとか)。英語だと Hi ぐらいな感じですよね。
Hi と違うのは、Ciao は「じゃぁね」みたいな別れの時のカジュアルな挨拶にも使うことです。体感的には、会ったときは Ciao と1回、別れの時は Ciao ciao! と2回言うことが多い気がします。英語だと Bye または bye-bye の代わりだけれどイタリア語は Hi と同じ言葉をここでも使うわけです。
で、です。ドイツで Ciao をよく聞くのです。ミュンヘンは南に位置していてイタリアにも比較的近いせいか町中でイタリア語を聞くことも少なくないのですが(外食店でもドイツ語メニューのほかに英語とイタリア語が用意されていることも多いです)、スーパーとかでも聞きます。
ただし、別れのあいさつでのみ、使うのです。
これがとても混乱します。
例えば、スーパーで。レジの人が私の前の人が会計を終えた時に Ciao 、と別れの挨拶をしたのに対して私が反応して Ciao 、と言ってしまって不思議そうな顔をされたことがあります(私はつい、Hi のつもりで Ciao と言ったのですが、向こうからしたら自分の順番になったとたんに bye っていうおかしな人だったわけで)。
そしてこの「チャオ」にはドイツ語のスペルもあるということを知りました。
Tschau
と書くそうです。これでチャオ…ドイツ語ができない私にはどうしてもこれでチャオとは読めないのですが。この混乱はずっと続きそうな気がします。
では、Ciao, ciao!