VISA のこと
Work permission と Residential permission
今回3か月ドイツに来るにあたって、なかなかビザの準備に手間取りました。
会社の人事の人もドイツへの派遣に慣れていなかったということもあるのですが、準備期間が短い中で迅速に回答が得られず、結構自分で調べることになりました。
まずは最初の情報源としてはドイツ領事館のページ。
基本的には90日以内の滞在であれば仕事をするにもビザは不要、というのが規定。ただし、この90日以内、はドイツだけでなくシェンゲン協定圏内の国での滞在をすべて合計する必要があり、過去180日以内の滞在については合計する必要があります。
今回の私の場合、ミュンヘンで3か月、その前にハノーファーで1週間、そして3か月のプロジェクト後には夏休みもつける予定なので、90日を超えることになりビザが必要、ということになりました。
ビザが必要な場合でも、領事館のページをみると日本国籍を持っている人ならひとまず入国してから手続きすれば良いように書かれています。そのつもりで準備をしていたら、どうやら現地では状況が都市によって異なることがわかりました。
ドイツは移民の受け入れをしている関係で、都市によっては外国人局の手続き待ちが長期化しており、3月の時点で、地元の外国人局の手続き予約が取れるのが6月になるということでした。これでは私の滞在期間が終わってしまいます。
私にとっては幸運なことに、ミュンヘンはそのような事態になっていないとのことで、現地入りしてからの手続きで大丈夫ということになりました。
許可証取得準備で必要だったのは下記のモノたち。
まず work permission の pre-approval (事前承認をとるために)下記を準備
- Tax office 提出用の質問票の記入
- パスポートのデータページのコピー
- 職務経歴書のコピー
- 大学の卒業証明書(原本でなくてPDFで可)
- 給料がどこから支払われるのかの証明
- 現地での健康保険の証明
- 現地で住む場所のオーナーのサイン入りの滞在確認書類:これは到着してからでないと入手できないのですが、事前にサインをもらえることを確認しておく必要があります。
そして、現地到着後
- パスポート原本
- biometric passport photo (ドイツのパスポート用写真規定に従った写真。細かい規定があるので日本で撮影せず現地で撮影を代行会社から推奨されました)
- 手続き費用 €56
- 上記事前に依頼済みの、アパートのオーナーサイン入りの滞在確認書類
を手元に準備し、外国人局の手続きを代行してくれる人に渡しました(ここは企業から行っているから頼れるので助かります)。
丸一日後、パスポートのページに 就業許可証 と 滞在許可証が貼られて戻ってきました。 就業許可証の方には自分の役職名も入っていました。
biometric passpot photo、は規定を見るとすごく細かく書いてあるので本当は写真屋さんで撮影してもらいたかったのですが、到着が土曜日、日曜日中に写真を準備して月曜日朝に書類とまとめて渡す、というスケジュールだったためしかたなくセルフ撮影ボックスを探して撮影しました。
セルフ撮影ボックスがある場所を探すために、町の中心部に近い地下鉄の駅構内を結構探し回りました(さすがに検索しても撮影ボックスの位置までは出てこないし、観光ガイドにももちろん出ていない情報だし、なかなか「あたり」をつけるのが大変でした)。
やっと見つけたボックスの説明はすべてドイツ語。翻訳アプリを使って料金などの情報は確認しました。ボックスの構造的には日本にあるのと基本的には変わらないです。ただ、お金入れてスタートしたら、声のガイドはすべてドイツ語。なんて言っているか全くわからない(笑)。それでも前面に表示される絵と説明から、日本で撮影するときの手順を思い出しながら撮影。一度撮り直しもしてみたけれど、旅の疲れと「これでいいのか」の不安から表情はひどいものでした(残るのに…パスポートに)。